《S14シングル最高&最終2155》サザンブルンクチート

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S14で最終&最高2155を達成した構築の記事です。初の最終100位以内なので滝ポケに載りたかった

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ブルンゲルボルトロス無断リンクなので問題がある場合仰っていただけば消します。

 

コンセプト

環境の中心に居続けるガルーラ&バシャーモに(比較的)安定するポケモンとしてブルンゲルを使ってみたかったので、トリルを活かせるブルンクチートの並びから考え、クチートと相性のいいゴツメボルト、電気無効枠としてのガブ、裏選出としてのバナ、最後の枠に穴埋め・補完でサザンをぶち込んだ 。僕は基本シングルしかやらないので検索するまで知らなかったのですが、ローテにもサザンブルンクチートって並びがあるらしい(?)ですね。

 

個体解説

ブルンゲル@オボンの実

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性格:図太い 特性:呪われボディ

技:波乗り/鬼火/トリックルーム/自己再生

実数値:204(228)-*-133(244)-108(20)-127(12)-81(4)

HBの調整は此方↓を参考にさせていただきました。

【ORASシーズン10使用構築】海月鋭牙(ブルンクチート)【最終2136】 - かわいい幼女にしびれごな

 HBに振り分けた余りの36は183-133(236-252)のHDアローに対して波乗りの乱数がズレるところ(C実値108)までCに振り、最後に残った16をDとSに割きました。

このポケモンが使いたくて構築を組んだだけあって選出率はそれなりに高かった。

耐性と特性と持ち物でなんとか物理受けとして成り立っているこのポケモンで熱湯の三割に頼っている余裕は無い(最近はスイクンですら厳しい気がする)と判断したので、熱湯ではなく鬼火と波乗りを採用した。熱湯の火力だとHDアローに完全に受け切られてしまうのと、ガルーラの身代わりを壊せる可能性を少しでも上げたかった というのも理由。

オボンと特性により連続技にそこそこ強いが、クレセと違い数値が足りていないのでガブなどに剣舞を積まれると一撃で何もできずに倒されてしまうことが多々ある。

ガルーラに噛み砕かれても呪われボディが発動すれば誤魔化せないこともない(身代わり、不意打ち、空元気等が採用されている場合は厳しい)。

サザンガルーラ対面でブルンゲルに引くと非メガのまま肝っ玉グロパンを撃たれる場面が結構ありました。「眼鏡気合玉しらんのか!?」と叫んで台パンするしかなかった。

物理ATに後投げする場合はできる限りクチートで威嚇を入れておきたい。

 

クチートクチートナイト

 

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性格:意地っ張り 特性:威嚇

技:じゃれつく/叩き落とす/不意打ち/炎の牙

シンカ後実数値:153(220)-172(252)-146(4)-*-116(4)-74(28)

HAをベースに個人的にこれ以上耐久を下げたくないギリギリのところ(HAぶっぱと比べるとドリュやマンムーの威嚇込み珠地震の乱数が少しズレてしまっている)までHを削り同族意識で多少Sに、余りをBDに割いた。

剣舞が欲しい場面も無いわけではないが、このPTの場合炎の牙はメガハッサム(クチートから炎牙を抜くと突破手段が後述のガブだけになってしまう)とクチートを相手にするときに必要になるので外せない。後投げされて威嚇を入れられようがこちらが後出ししようがクチート同士の勝負では基本優位に立てる。クチートをメガハッサム剣舞の起点にしようとしてくる相手へのeasy winは一度味わってしまうと病み付きに。

 

ブルンクチートの並びは、

ブルンゲルに火力がないこととポリ2よりタイプを活かした後出し性能に優れている(そもそもポリ2はHCで再生技を切りトリルを貼った後捨て気味に動くことが多い、同じトリル要因でも物理受けを兼ねているブルンとは動き方が違う)ことからポリクチと比較するとサイクル戦気味になり(一試合に何度もトリルを貼り直すことも多い)、『クチート剣舞で全抜きを狙わなければいけない』という場面も若干減っている。

・ブルンに火力がないせいでトリルを貼っても相手に無駄にターンを稼がれることも多く、ポリクチの並びよりクチートを死に出しではなく相手に後投げする場面が多くなりがちだが、そのターンでクチートが被弾して大きく削れてしまったり、相手に積まれてしまい剣舞する余裕がなくなってしまうことがある。(相手としてはトリルターンを稼ぐ為にブルンゲルを倒してしまう攻撃を避けるとクチートに大したダメージを入れられないまま後出しを許してしまう、ブルンゲルを倒してしまう攻撃をすれば居座られた場合トリルターンを消費できずにクチートの死に出しを許してしまう という場面も多くこれに関しては立ち回り方や択次第な気もする)

・同じくトリル要因として採用されるポリ2(めざ炎)やシャンデラと違いブルンゲルではハッサムナットレイを迅速に処理することができないのでクチートに炎牙が欲しくなる。剣舞があるに越したことはないので、可能なら相手のクチートハッサムは他の処理ルートを用意してクチに剣舞入れた方が絶対強い

という理由からクチートのテンプレ技構成から剣舞を炎牙に変更するのも選択肢としてあるのではないかと思う。

 

ボルトロスゴツゴツメット

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性格:図太い 特性:悪戯心

技:10万ボルト/電磁波/挑発/めざめるパワー氷

実数値:179(196)-*-133(248)-145-101(4)-139(60)

調整は此方↓を丸パクリ参考にさせていただきました。

ゴツメボルトロスの強み - ごろごろポケモン。

 

草結びも気合玉もないので、見せ合いで相手のPTにマンムーがいるだけで選出する気が失せてしまうがどの技も外せない。クチートとの相性がよくブルンバナサザンの3匹を足して4で割ったような性能(3匹と役割が被り気味で誤魔化せる範囲は広いがそれぞれと比べると安定感がないというかなにか物足りないというか…)。

対マンダ・ミミロップ軸と害悪系、特定の並びに対する誤魔化し(相手のPTにマリルリエルフーン、ガッサがいるがどうしてもバナを出せないとき等)としては選出するが選出率は恐らく最も低い。もう少し選出しても良かったかもしれない。

使い勝手があまり良くない様に書いてしまったかもしれないが、選出すれば何かしらの仕事はしてくれる。

 

ガブリアス@拘りハチマキ

 

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性格:陽気 特性:鮫肌

技:地震/逆鱗/炎の牙/ステルスロック

実数値:183-182(252)-115-*-106(4)-169(252)

電気無効枠としてのAS鉢巻ガブリアス。最速ガルに抜かれるのが嫌で意地ではなく陽気に。火力が足りないなら自分でステロを撒けばいいじゃない

クチートと意地鉢巻ガブを同時採用してる人をよく見かけますが、クチート軸で重くなりがちなボルトゴーリメタモンみたいな構築を少しでも重く見るなら陽気の方が良い というのが僕の持論です(ボルトゴーリのガルは最速個体が多い気がする…気のせい?)。

技構成は地震と逆鱗は外す理由がなく、残りの2枠は岩技やダブチョ、寝言等欲しい場面もあったが色々欲張った結果(主に対受けル)こうなってしまった。炎の牙がないとナットとハッサムがキツくなり、ムドー入りの受けルを構築段階で切ることになる。ステロは有利対面の流し際に選択することで次以降のサイクルでの自身の抜き性能を高めつつ、襷やゴツメ持ちと見せかけて鉢巻の超火力で殴ることができるようになる。流石に自分で使ってても鉢巻ステロは沼なんじゃないかと思わなくもない。

クチート剣舞を採用していないので、クチートの攻撃で半分以上削れない物理受け(主にクレセやカバ)はステロを撒いた後コイツの逆鱗に後出しさせて突破することも多かった。

 

フシギバナフシギバナイト

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性格:呑気 特性:葉緑素

技:光合成/宿り木の種/ヘドロ爆弾/地震

シンカ後実数値:187(252)-120-168(76)-142-163(180)-90

物理か特殊どちらかに特化するより、両受けとして受けられる範囲を広げたかったのでH252振りをした後B(意地スカガブの逆鱗低乱数2発(5.5%))とD(控えめ眼鏡サザンの悪波低乱数2発(5.5%)に振り分けた。スカガブの逆鱗と眼鏡サザンの悪波は、あくまで物理・特殊それぞれの調整の目安としただけでどちらも5.5%なのは偶然であり特に意味はない。正直もっと良い配分があるハズ。宿り木の回復分を考慮すると無意味だし少しBを削ってDに回すのもアリだと思う(シンカ前はDの方が高い上にC1段階上昇した控えめポリ2のトラアタでも光合成が間に合う、そもそもポリ2入りにはクチート軸で選出することが多かったのでDL対策は特に必要なかった)。

これ以上Dに振る場合は呑気ではなく生意気にした方が努力値効率良さげ。

技構成は回復ソースである光合成がまず確定、光合成と合わせて粘れる範囲を広げる宿り木も確定。残り2枠は主な役割対象である妖やボルトを迅速に処理するためのヘド爆とメガゲン、ドラン、ライコウに刺せる地震

スイクン自体このPTに選出されることはあまりなかったが、Cに努力値を割いていない上に草の攻撃技がないのでスイクンには瞑想の起点にされる(宿り木で素眠りに追い込んでガブで殴れば問題ない)。

このPTで重いガッサやマリルリは単体での話であれば完封できるが、「バナを釣り出す為の餌」として使用されブルンで受けられない物理ATやゲンガーを合わせられると非常にキツい。ガッサ(orマリルリ)+ゲンガーのような並びには、マリルリとサザンの対面でゲンガー読みの悪波で突っ張る等、こちらがバナを「ゲンガーを釣る餌」に使うつもりで強気に立ち回らなければならなかった。

一応宿り木を入れることができれば祟り目(鬼火、催眠術)や滅びの歌を持っていないゲンガーを光合成で粘って宿り木の定数ダメージで倒す(もしくは地震圏内に入れる)こともできなくもない。シャドボの追加効果を考慮するとあまり取りたくない選択肢ではありますが…。

XY初期ほど環境にいないので構築の段階で甘く見ているのかもしれないし、こちらのPTにサザンやクチートという選出段階で強く意識しなければいけないポケモンが入っていてバナのケアまで手が回らなかったのもしれないが、このポケモンを舐めた選出・立ち回りをされることも多々あった。

 

サザンドラ@気合いの襷

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性格:せっかち 特性:浮遊

技:電磁波/流星群/悪の波動/岩雪崩

実数値:167-132(52)-99-177(252)-110-158(204)

調整や技については個別で記事を書いているのでこちらを参照。

http://k2edapoke.hatenablog.com/entry/2016/03/15/030844

電磁波はブルンゲルのトリルとはアンチシナジーだが、クチートが上から殴れる相手やバナが粘れる相手を増やしつつ、ときにはまひるみでの強引な展開も可能になる。

ブルンにも言えることだがメガ枠のどちらとも補完が取れていて選出率は高い。

このPTにはガモスが刺さっているのでまず間違いなく選出されるが、蝶舞の起点にしようと相手の方からこのポケモンに合わせてくれるので雪崩で処理することができる。

ゲンガーとの対面では妖に引かれたとしても裏のメガ枠の被弾回数を減らしつつ引けるので電磁波を打てば基本アドを取れる(滅ゲン等に初手からスカーフサザンを切って身代わりを貼られた場合のみ別、素催眠型は相手からしたら居座るにしても気合玉安定なので襷で耐えて処理できる。型がバレていない限りいきなりピロピロされる心配はまずない。)

 

 

 

 ・選出&立ち回り

ボルトやサザンの電磁波とブルンのトリルを使い分ける必要があるスイッチトリパ。

基本選出はサザン+ブルン+メガ枠

個別の選出率は体感サザン>=ブルン>クチート>=バナ>=ガブ>>ボルト

 相手のPTにガルーラ・バシャがいる場合はブルン、ゲンガー・ガモス・ゲッコウガがいる場合はサザンをほぼ確実に選出していた。

クチートを軸にする場合はサザンを捨て気味に使うことも多いが、バナを軸にする場合はクチート軸以上にサイクルを回すことになるので大事に扱わなければならない。

選出はそのときの気分でも変わったりするが、対面構築系の並びではサザンクチートに出し負けまいとまず初手でバシャかガルーラが飛んでくるのでブルンゲルを先発にすれば基本出し勝ちにはなる(ゲンガー先発もありうるがスカーフサザンを考慮すると襷以外のゲンガーは出しにくいはず、襷ならサザンを後出しする余地がある)。

受けルはヤドランの熱湯火傷やガブの混乱自傷が絡むがボルトガブ+αの並びで†鉢巻ステロ†を駆使しながらなんとか崩すしかない。

重かったのは噛み砕く+αを搭載したガルーラ、ゲンガー、マンムードリュウズ辺り。

ロトム(火&水)やランド、鬼火サナ等が絡むガブやクチートで崩しにくい並びでサイクルを回されるのも厳しかった。

 

 

見苦しい文章になってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

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